あなたは人に反発されるのが怖くて「自分の声」を閉じ込めていませんか?
自身が持つ意見を相手にちゃんと主張して伝えていますか?
言いたいことがあるのに言えない、口を開いたら「何言ってんのこの人…」と、批判されるに違いない…とか。
もしあなたが人から何か言われたときに、「その場を荒らすのが面倒だから、私が黙って聞けばいいや」と、言いたい「声」を押し込めて我慢しちゃうタイプだとしたら…
主張するのがどうしても苦手な時は、少しずつ練習していきませんか?
意見を言わない=外に出さない、という方を選んじゃうと、体内にそれがどんどんたまっていって自分を苦しめてしまうかもしれません。
ちゃんと自分の「声」を相手に伝えていこう。
この行為が自分自身を尊重し、「あなた自身を守る」ことに繋がっていくんです。
主張する勇気:自分の声を解放せよ
私達人間が持っているこの強力なツール「言葉」。
あなたが感じる気持ちや意見を、声を使って言葉にすることで相手へ思いを伝えることができるんです。
これってすごいことだと思うんですよ。
自分の思考の中でいろんな言葉や感情が巡ると思うんですけど、それを形にして外に出す。
ぜひこの習慣を身につけていってほしいんです。
意見を伝えてみる練習をしよう
例えば人に何か言われたとして、その意見に対して言い返さない自分がいるとします。
この人に言ってもしょうがないしな
と、自分が意見を伝えたとしても、罵倒されたり、嫌味を言われたりするだけだから、「私が何も言わなければいいことなんだ」とか思っちゃったりして「声」を閉じ込めちゃう。
そうすれば、その場が丸く収まるから?
あなたが全部飲み込んでしまって、「言い返さないという選択」をすることで、相手は「あっ、僕が言ったことに承諾してくれたんだ」と思ってしまうんですね。
自分が上げたい声があるにもかかわらず、その逆をしてしまって「何も言わない」を選んでしまう。
相手からイラッときた言葉や傷つく言葉を言われて傷ついたとしても、自分の中で全部飲み込んでしまう人もいるかもしれません。
言葉の暴力は受け取るな
言葉の暴力は恐ろしい凶器にもなり得る。
私はこの言葉にすごく納得するんです。
「言葉ってただの…言葉やん!」っていう人もいるかもしれない。
でも、何気なく放った言葉がいかに相手を傷つけるか、ってことは、
実際に言っている本人はわからないんです。
だから、もしあなたがそこで傷ついたりした場合っていうのはちゃんと相手にあなたの意見を主張してあげるべきなんです。
私が中学生ぐらいだったかな。
体のことに対していろいろ言われてた時期があったんです。
これ誰にも言ったことないんだよな…
振り返ってみて、昔の私に言ってあげたいわ。
「黙って好き勝手に言われるがままじゃなくって、相手に対して声を上げていればよかったな」ってね。
昔からなんですけど、私は体が細く、食べても太らないんでかなり痩せてたんです。
アメリカに来てからは昔みたいに細くないんですけど、中学生の頃っていうのは、すごい「棒」みたいだったんです。
当時、男の子に言われていたのが、
お前はカマキリみたいだな
手足が細くて長いから気持ち悪い
また、他の人からは、
ヒョロヒョロしてる
骨皮筋衛門やんか
ガリガリしてペチャパイだな
とか言われてたんです。
母によると、私は比較的おとなしいタイプだったみたい。
なので何も言い返さなかったんだろうな。
この時に、言われた言葉に対して「傷つくからやめて!好きでこういう体型じゃないんだから、そんなこと言わないで欲しい」って、一言バシッと言えば、相手も言うのをやめたかもしれない。
でも、
言える勇気がなかった…
って言うのもある。
だから、もしあなたが言われたことに対して納得できないときとか、自分が我慢すれば全部丸く収まるとこういった考えをもし持っているならば、ちっちゃなことでも自分の意見を主張できるようになって欲しいんです。
声を届けて自分を守ろう
人それぞれ持っている意見っていうのは違います。
自分が持っている声をちゃんと人に届けるっていうことは、自分自身を尊重していることでもあり、この行為を行うことで、あなたを外の意見から守るっていうことにも繋がっていくんですよ。
幸い私は、約20年前に留学してからだんだん自分の意見を言えるようになってきました。
少しずつあなたが抱えている考えとか思いを形にして外に出していくと、不思議と自分自身がよりわかるようになってくるんですよね。
私ってこういうものの見方をしてるんだな
こんな言葉をかけられたら傷つくんだ
こんな風に、自分のハートが痛む場所がわかりやすくなったりとかね。
あなた自身のことも見えやすくなってくるんですよ。
アメリカで見かけた【声を届けようポスター】
少し話がそれるんですけど、アメリカの病院の女子トイレに張り紙がよくしてるんですよ。
どんなことが書かれていると思いますか?
声を上げよう!
あなたは家庭内暴力に悩んでいませんか?
全部の病院にポスターが貼ってるわけじゃないんですけど、私が行っていた病院によく貼ってあったポスター。
それで診察を受けるときも、コソッと聞かれるんです。
自宅で変わったことはないですか?
旦那さんはあなたに協力的ですか?
多分思うんですけど、家庭で暴力をふるわされている女性の方が声を上げられるような体制を作っているのではないかと…
「暴力を振るっている相手の耳に入ってしまうかもしれない」という恐怖がわいて声を上げることができない方が結構多いのかも。
たとえ見えないところで暴力が自分に浴びせられても、声をあげて助けを求めれば、あなた自身を救えるかもしれないんです。
これはちょっと極端な話だったかもしれません。
でもね、私達ができるこの言葉、声ですよ。
声を使って相手とのコミュニケーションができます。
自分が伝えたい思いとかも相手に伝えることができるし、声に出して主張をしていくっていう行為があなた自身を守るっていうことになるんですね。
だからもしあなた自身が、いろんな思いを抱えていたり、冒頭でお伝えしたように、嫌なことを言われて、自分で全部処理してしまおうとするんじゃなくって、あなたの言葉を使って、助けを求めたり、人に話してください。
日常で出来る【主張の練習】
自分がどうしても主張できないタイプなら練習する方法があります。
例えば、あなたがカフェに行ったり、レストランでほんの少しの【カスタマイズ】ができるか聞いてみるんですよ。
もしこれを言ったことで、「どうせ駄目だって言われるんじゃないかな」とか、「何言ってんの?みたいな目で見られるんじゃないかな」など、自分で考えちゃうかもしれないよね。
慣れてないうちは…
余計な声がマインドから聞こえたら、お願いするときに相手がどんな反応をしても、気にしないっていうこと。
「何か言われるかもしれない」ということがブレーキとなって、主張できないときってあると思うんです。
でも、ほんのちょっとだったら出来そうな気がしません?
〇コーヒーにフレーバーを少し垂らしていただけますか?
〇氷抜きのお水いただけますか?
とかね。
自分が持っている「思い」を出すのが苦手な方は、こういった日常の些細なところから第三者の人に自分が感じていることをお願いしてみる。
小さなステップから始めてみることで、自分の中に「私って自分の意見を言えるようになった」と、自尊心を高めることにも繋がっていきます。
さいごに
生きてると日々いろんな言葉が飛んできます。
でも、そこに神経をすり減らすんじゃなくって、自分の意見は自分の意見、人の意見は人の意見だと、境界線を張る。
自身が「これでいいんだ!私の中では正しいことなんだ!」っていうことは、どんどん表に出して相手に主張していくようにしましょう。
自分が信じている言葉を外へ放っていくことで、あなたが使っている言葉に【正直さ】っていうのが出てきますよ。
もし話相手がいないんだよって言う方は、よかったら私にお話聞かせてください。
いつでもお待ちしています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ご質問やご感想おまちしています❤
それでは次回に!ちゃお😉